明日をもっと元気にする、いきいき整体ライフ!

~「自分と大切な人」を健康にする、身体ケアblog!~

「ツボ」を活用した施術「経絡調整」も行なっています

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人の身体には線路のように、「気の通り道」が張り巡らされています


■ご報告:施術室を開設します

今回は皆さまに一つご報告させていただきます。

一部の予約サイトでも先日お伝えしたのですが、年内に都内で施術室を開設することになりました。

小スペースではありますが、渋谷からほど近い駅の住宅街にある落ち着いた空間で、当方の施術を提供できるようになります。

今月に入ってから本ブログの更新が遅れているのは、店舗開設と転居の準備に追われているため・・・そんな言い訳をしつつ、久しぶりにブログを更新させていただきます。

 

 

■本日の本題:ツボが「駅」で、経絡は「線路」

先日、40代後半の女性Aさんを施術させていただいたときのことです。

施術の準備を進めていると、動悸がすると言われたAさん。ご自身が身につけていたスマートウォッチで脈拍を計測すると、脈拍が100近くに上がっていました。すぐにベッドに腰かけていただいて様子をみつつ、Aさんの許可を得て「心経(しんけい)」と「心包経(しんぽうけい)」の経穴(経穴=ツボ)を押させていただくことにしました。

「心包経」「心経」などといってもわかりにくいことと思うので、ここで簡単に経絡と経穴について説明させていただきます。

 

東洋医学では、人の身体には経絡(けいらく)という“気の通り道”があると考えられており、その線上に経穴(けいけつ=ツボ)があるとされています。経絡が「線路」で、気が「電車(または乗客)」経穴は気(乗客)が出入りする「駅」だと考えるとイメージしやすいでしょう。

そのような気の通り道=経絡のなかで「正経(せいけい)」といわれる経絡に含まれているのが心経と心包経です。これらの経穴には動悸や不整脈を整え、不安感やストレスを軽減するとされる経穴が多くあります。私はそのなかのいくつかの経穴を重点的に押しましたが、その一つが「内関(ないかん)」でした。

内関の場所は、手首にできる横しわの中央から、ヒジ方向に向かって親指二本分のところにあります。動悸や頭痛、不眠症、しゃっくりなどに有効なほか、不安感やストレスの軽減にも有効とされている心包経の経穴です。

Aさんはとても繊細な方で、現在、仕事で過度なストレスを抱えておられます。そうした日頃の不安感やイライラが動悸の原因の一つと考えてのことでした。
10分ほどすると、幸いにしてAさんの動悸も収まったので、その後は本来のその日の主訴だった肩のコリを中心にほぐさせていただきました。

 

「整体」というと、骨格の調整や筋肉の揉みほぐしなどをイメージされる方が多いと思いますが、場合によってはこのように経絡の調整も行ないます。それらの様々な手技を織り交ぜることで、施術の効果を高めていくことが当方の施術の特長でもあります。

 

今回は私の仕事の実例を取りあげながら、経絡や経穴について簡単に説明させていただきました。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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