免疫力を下げたくない! ほどよい睡眠時間ってどれくらい?
こんにちは、整体師のkaishinです。
八月も残り少なくなってきましたが、暑い日が続いております。予報によると、少なくとも今月いっぱいは猛烈な暑さが続く見込みとのこと。私は都内に住んでおりますが、背の高い建物が熱を逃がさないこともあり、陽が落ちてからも街に暑気が留まっているようで、蒸し暑い夜が続いています。
夏は寝苦しい夜が続く季節ではありますが、皆さんは日頃から十分な睡眠をとられていますか?
このブログでは「心身のお手入れ」も、「(身)体を整える」こと=整体と考え、「姿勢」「睡眠」「食事」「運動」「気(メンタル・呼吸・「気」)」という5つの要素から情報発信しています。
今回のテーマは睡眠です。
日本は「睡眠不足大国」だといわれています。OECD(経済協力開発機構)が2018年に発表した国際比較において、日本はOECD加盟国中でもっとも睡眠時間が短いということが発表されました。
日本人の一般成人の実に21%が不眠に悩んでいるというデータもあります。つまり成人の5人に1人は不眠に悩んでいるということ。あまり健全な社会環境とはいいがたい状況なのです。
不眠の人や睡眠時間が極端に短いことは、免疫力を低下させる一因にもなりますし、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が起こりやすくなることがわかっています。また睡眠不足は食欲を高めることもあり、肥満の原因となることも。それに関連して痛風や心筋梗塞、脳卒中なども発症しやすくなるといわれています。さらに、睡眠時間が極端に短い人はメンタル面での不調をきたしやすいというデータもあります。
睡眠不足はまさに「万病のもと」だといえるでしょう。
では、どれくらいの睡眠時間が適切かというと、成人の場合は1日7時間かその前後1時間くらいが、程よい睡眠時間だとされています。
もちろん個人差はあります。1日4時間以下の日が数日続いても、昼間に眠気を感じることがなく、体調も問題ないという人が私の知人にいます。ですが、そうした人は例外だと考えるべきでしょう。
仕事や家事、人によってはさらに育児や介護などに追われながらも、“自分時間”もできるだけ欲しい私たち現代人が、1日7時間という睡眠時間を確保することは容易ではありませんよね。
しかし、睡眠は健康の土台を成す大事な要素です。睡眠不足から心身のコンディションが落ちてしまっては、仕事の質が落ちかねませんし、家族や周囲の人の負担も増します。1日のスケジュールを立てるとき、睡眠時間の優先順位を高めてプランニングする習慣をつけていきたいものですね。自戒も込めて・・・
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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