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つらい「こむら返り」の対処法と予防法

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夏は「こむら返り」が起こりやすい季節。日頃から実践できる対処法・予防法を紹介します


こんにちは、整体師のkaishinです。

 

施術をしていて、お客様からよく相談されることの一つに、「こむら返り」があります。たびたび足がつるが、「どうすれば予防できるのか」「痛くなったら、どうすればよいのか」などの相談です。ふくらはぎの筋肉が過剰に収縮して、強い痛みを伴うこむら返りは、とてもつらいものですよね。就寝中に起こってしまったときなどは、眠りも妨げられる苦痛も相まって、余計に苦々しい思いが増します。今日はこのこむら返りの対処法と予防法をお伝えしましょう。

 

■なぜ「こむら返り」が起こるのか

筋肉が「つる」ということのメカニズムについては、まだよくわかっていないことも多いようなのですが、筋肉の伸びすぎ・縮み過ぎを防ぐ筋肉繊維内のセンサーの働きがおかしくなり、筋肉が激しく収縮するために起こると、考えられています。

センサーがおかしくなる原因については、次のようなことが挙げられます。

 

①血行不良

血流が悪くて十分な栄養が行き届かなくなると、センサーの機能が低下します。冷房をつけて寝ることが多いこの季節は、身体の冷えから血行不良が生じて、就寝中のこむら返りが起こりやすくなる可能性があります。

②発汗による水分不足・ミネラル不足

スポーツをしているときや、就寝中に汗をかいたりしたときには、身体が水分不足になりがちです。またカルシウムやマグネシウムカリウムなどのミネラルも汗と一緒に対外に排出されます。それらのミネラルはセンサーによる神経伝達を円滑にしているので、失われるとセンサーが働きにくくなり、こむら返りが起こりやすくなります。

 

■起こったときの「対処法」

収縮した筋肉をゆっくり伸ばす

こむら返りが起こったら、収縮した筋肉をゆっくり伸ばしてください。立ち上がってアキレス腱伸ばしを行なう。または座ったままつった方の足のつま先を手で持ち、手前に引いてふくらはぎをゆっくり伸ばしましょう。他の個所がつった際も、基本的にはつった部位をゆっくり伸ばす運動を行なうことで、筋肉の過剰な収縮は次第におさまっていきます。

医療機関・薬局に相談する

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方薬があり、こむら返りに効果があるといわれています。個人差はあるでしょうが、飲んで数分で効く人もいます。芍薬甘草湯を飲む前に主治医や医療機関に相談するか、購入先の薬局にいる薬剤師に現在服用している薬や持病などを伝え、相談のうえ服用を決めてください。

 

■こむら返りの「予防法」

①適度な運動を行なう

適度な運動を行なうことで筋肉の血流が良くなり、こむら返りが起こりにくくなります。運動をする際には、アキレス腱をよく伸ばす運動も一緒に行ないましょう。

②水分補給をまめに行なう

水やスポーツドリンクなどをこまめに飲み、適度に水分補給をしましょう。スポーツドリンクはカルシウムやマグネシウムカリウムなども補うことができます(糖分も入っているので飲みすぎには注意しましょう。

③予防にいい食材を摂る

トマトバナナは、カリウムを豊富に含んでいます。豆腐納豆アーモンドなど、また、あおさあおのりなどの海藻類はマグネシウムを多く含んでいます。こむら返りが多い人は、普段からこれらの食品を多めに摂ってみてください。

 

■注意点

こむら返りが起こりやすくなる疾患もあります。持病がある方や、他の病気の疑いがある方は、頻繁にこむら返りが起こるようでしたら、まずは主治医に相談してください。

 

汗をかいて水分やミネラルを失うことが多く、冷房で身体を冷やすことが多いこの季節は、こむら返りが起こりやすい季節だといえそうです。今回の記事を参考にしてみてください。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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